【日本編】お金の歴史 | お金の機能、成り立ちからお金を学び勉強する

おかね教授!投資やお金の勉強をしているけどさ、そもそもなんでお金ってあるんだろう?

ラボくん、いい疑問だね!お金にも歴史があってね、そこを学ぶとお金の勉強にも役に立つかもね。

今ではアタリマエになっている「お金」という仕組みですが、そもそもなんでお金があるのか疑問に思った事はありませんか?今回は、お金の歴史からお金を学んでいきたいと思います。

この記事で学べる事

・日本のお金の機能と歴史

・お金が生まれた理由とお金の存在している意味

お金の勉強を始めたばかりの方におすすの記事はこちら

【日本編】お金の歴史 | お金の成り立ちからお金を学び勉強する

今では、ビットコインを始めとした仮想通貨(暗号通貨)や電子マネーも普及し、お金の形も変わってきました。そもそもその起源はどのような物なんでしょうか。そしてそもそもお金はどんな役割を果たしているのでしょうか?

お金が果たす機能

お金の起源の前に、そもそもお金とはどんな役割を果たしているのでしょうか?

お金が持つ3つの役割

お金には主に3つの役割があります。

交換機能

例えば魚を持っている人が肉をほしいとしても、肉を持っている人が魚を欲しがっていなければ交換は成立しません。ただし、お金とならば肉も魚も交換できます。お金はそれと同等の価値の物と交換できるという役割を持っています。

価値の保存機能

お金は、使わずに将来のために備えておくことができます。お金を銀行に預ける、金庫にしまうなどして、持ち続けていれば富を蓄えられます。

価値の尺度機能

あらゆる商品はその価値を「円」という単位の同じ尺度(ものさし)で測ることができます。わたしたちはこの尺度を基準に商品購入の決定をしています。アメリカの「ドル」やヨーロッパの「ユーロ」。各国によってこの価値の尺度は変わります。

お金が生まれる前は?

お金が生まれる前は、物々交換が主流だったって言われてるよね。

そもそもは、人類は自分で生きていく資源を自分で作る自給自足の生活をしていたと言われています。そして集団で発展していくために生まれたのが「物々交換」です。肉と魚、魚と野菜のように物と物を交換する。各人が得意な物を育てとって、苦手な物と交換していたと言われています。

でも、物々交換だと不利になる人が出そうだね。

物々交換では、なかなか価値を図る事が難しいため、自分の欲しいものと相手が欲しい物が合わない音が多くなったのです。

そこで、米、布、塩などが貨幣のような役割を果たすようになったんだよ。それを物品貨幣と言うんだ。

お金に関する漢字に貝がつく理由

今からおよそ3000年くらい前の中国では、美しい宝貝をお金として用いました。ここから、お金や経済に関係する漢字に貝がつくようになったのです。

日本ではじめての貨幣

683年に中国の「開元通宝」をモデルに日本で初めてのお金「富本銭」が生まれました。その後708年に「和同開珎」が作られその後250年の間に金貨1種類、銀貨1種類、銅線12種類(皇朝十二銭)が作られました。

683年って考えると約1300年前か。もっと昔からお金ってあるんだと思ってた。

ちなみに中国は今から2000年前にはお金があったと言われている。この時代の日本は中国の文化から様々な事を学んでいるね。

ただ、この当時お金はまだまだ一部の地域で使われているだけでした。

徳川家康が日本で貨幣制度を統一

12世紀半ばごろから中国の「渡来銭」が日本に流入すると13世紀に掛けて全国的に広く使われるようになりました。

ただ、この当時も各大名がその地域にだけ通用する通貨を発行するなど、地域によって価値が違う通貨が使われていたんだ。

お金の価値を全国的に統一したのが徳川家康です。天下統一を果たした後に貨幣の価値も全国的に統一し、どこでも同じお金を使えるようにしました。

徳川家康は、金・銀・銅による三種類のお金を考え、それぞれに別々(べつべつ)のしくみを持たせたんだけど、これが三貨制(さんかせい)といわれているんだ。そこで両替商(りょうがえしょう)が生まれたんだよ。今のお金の考え方の前身となるんだ。

円が生まれたのは明治のはじめ

おかね教授!今使ってるお金「円」になったのっていつなの?

実は、円が生まれたのは明治のはじめなんだ。

えー!そんなに最近なの?もっと前からあったんだと思ってた。

1868年に明治政府が生まれる、海外と貿易を行う近代的な政治が始まりました。海外と貿易が始まると、国内で金の価値が銀の価値と比べ割安になり、金貨が大量に海外に流出してしまいました。これを理由にお金のしくみが乱れ、信用が低くなってしまいました。明治政府は信用の高いお金を作る必要が有りました。そこで生まれたのが「円」です。

お金の単位を「円(えん)」「銭(せん)」「厘(りん)」にして、1円=100銭 1銭=10厘とあらためたんだよ。

お金が存在してる意味

お金は歴史と共に変わって来ていますが、お金の役割は、「交換機能」、「価値の保存機能」、「価値の尺度機能」の3つです。この3つを果たすことがお金の存在している理由です。

円が誕生してから200年経っていない事を考えると、今後お金自体がガラッと変わっていく可能性もあるね。

ビットコインを始めとした仮想通貨(暗号通貨)や電子マネー。

ここ数年でお金のあり方は大きく変わってきています。

ただ、基本の3つの役割は変わりません。

例えば、仮想通貨はこの役割を果たしているでしょうか?(また別の記事で仮想通貨については書きたいと思います)。

何事にも原理原則はあります。しっかりと学び、考え、知識を身に着けておく、

これが長期でお金を稼ぐ秘訣なのではないでしょうか。

最後までお読み頂きありがとうございました。

↓現代社会のお金のあり方を学べる記事はこちら

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