【要約】お金2.0 新しい経済のルールと生き方 | 20代で学ぶべきお金の勉強ができる本

今日紹介する本は、お金2.0 新しい経済のルールと生き方です。

この本は、仮想通貨やフィンテック等の最新テクノロジーによって代わる新しいお金のあり方を書いた本です。

作者は、株式会社メタップス(20代で東証マザーズ上場)、代表取締役社長の佐藤航陽さん。

編集者はテレビ出演等でも有名な箕輪厚介さんです。

※箕輪厚介さんについて(リンク)

2017年の本ですが、今読んでも尚新しく、驚かされる良書です。

こんな人にオススメ

・新しい時代のお金のあり方を知りたい

・お金の勉強や経済の勉強をしたい

・仮想通貨、フィンテック等の基本的な知識を知りたい

【要約】お金2.0 新しい経済のルールと生き方 | 20代で学ぶべきお金の勉強ができる本

最先端のベンチャー企業を経営している方が書いているだけあって、視点や発想に驚かされます。

しかも佐藤さんは15歳から自分でビジネスを始めています。上場した時は29歳、その時に受け取った資産は145億円と言われています。

20年近くビジネスの前線で成功している方の考えに触れられる事もこの本の魅力です。

ツイッターも面白いので興味ある方はフォローしてみて下さい。

この本で学べる事

・お金本来の価値やあり方について

・これからの経済や経済システムについて

・お金絶対主義でない、価値主義という考え方

資本主義から価値主義へ

人生の悩みは大きく3つです。

  • 人間関係の悩み
  • お金の悩み
  • 健康の悩み

特に今の時代はお金の悩みが特に重要となっています。

ただ、これからの時代は、お金は単なるツールとなっていく可能性が高いと考えています。

それは、テクノロジーによって、お金と経済に変化が生じ、様々な形が生じて来ているからです。

インターネットを使えばどこでも個人同士が繋がりをもて、そこで多種多様な稼ぎ方が生まれています

。ブロックチェーンという革新的な技術によって、現実には存在しない暗号通貨の価値が爆発的に上がっています。

そういった変化によって、お金の価値が代わりお金そのものの価値が相対的に下がっているのが現在なんです。

佐藤さんは、この本でこのように話します。

「例えお金を持っていなくてもSNSのフォロワーを100万人抱えていれば、それ自体に価値がある。」

この言葉は僕自身もかなりイメージが湧きました。

これからの時代は、お金の必要性はどんどん薄まり、自身の価値(希少性)の重要度が上がっていく可能性が高いのです。

これからの経済

では実際にお金(資本)が動いている経済はどうなっていくのでしょうか?

経済とは「人間が関わる活動をうまく回す仕組み」と佐藤さんは話します。

その定義の基5つの要素が機能することで発展していきます。

インセンティブ

報酬が明確であること。生物的、社会的欲望を満たされること。

3M(設けたい、モテたい、認められたい)が満たされる。

リアルタイム性

常に状況変化が起こることを参加者が知っている。

不確実性

運と実力の要素がバランスよく存在し、その不確実性を無くすために努力したいと思える。

ヒエラルキー

現実は、偏差値や年収、売上、その他さまざまな指標で、秩序の可視化がおこなわれてる。自分の立ち位置と他社との距離感を把握できる

コミュニケーション

その経済の参加者同士で交流する場があり、全体が1つの共同体であることを認識できる。

この5つの要素に、2つの要素が加わり発展していきます。

寿命

現在のシステムが寿命を迎えた時、参加者が移れる他の選択肢を用意している。

完璧に永遠に機能するシステムを最初から作る事はできないのです。

共同幻想

参加者が同じものに価値を感じているか。いわゆる「理念」のようなものです。ここに共感し人々は集まります。

今まではお金を中心に回ってきた経済が、

これからは5つの要素に「寿命」と「共同幻想」が加わり発展していくのです。

これからの時代は、この要素がバランスよく機能しする事が最重要になります。

実際に企業も、報酬から企業の価値観の発信を重要視するようになっています。

新しい経済システムに変わりつつある事を体感します。

お金2.0

難しい言葉が並びましたが、新しい時代の「お金」と「経済」のあり方は今までとは全く異なる物になります。

お金は単なるツールになり個人の価値が重要となっていきます。

個人の価値こそ新しい時代のお金(お金2.0)なのかもしれません。

では、価値とは具体的にどんな事なのでしょうか?

実用性の価値

スキル・経験等

内面的な価値

共感や好意等

社会的な価値

信頼や人脈等

この3つが重要だと佐藤さんは話します。

この要素は本来企業が考えるものでしたが、これからは個人単位で求められる時代になるのです。

佐藤さんはこう語ります。

「例えば、社長として失敗したとしても、失敗した経験がお金より重要な価値となる」

実際に、事業に失敗した社長の話は、何も経験のない人より聞いてみたいと思います。

これは、3つの要素で考えると実用性の価値を持っているという状態です。

これからは、お金を稼ぐ事を主に考えるのではなく、価値から考えていくほうが良いのかもしれません。

最後に

今回は、お金2.0 新しい経済のルールと生き方をまとめました。

実際の本は、もっと詳しく書いてあり納得感や驚きがあります。

冒頭でも触れましたが、2017年に書かれた本です。実際に2021年現在で考えると、より佐藤さんが話している事が現実になっています。

実力(価値)のある人がどんどん表舞台に出てきています。

知名度がなくても、面白いものや価値のある発信はSNSでスグに拡散されます。

この本を読んで感じることは、時代が変わっていく中で企業や組織に頼らす、個人の価値観を大切にし、磨いていく事だと思います。

まとめ

・新しい時代はお金<価値

・経済はお金だけでなく、5つの要素が必要

・個人の価値を磨いていく事が重要

最後までお読み頂きありがとうございました。

↓お金の勉強を始めたい方にオススメの本をまとめた記事もあるので合わせてお読みください。

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