【貯蓄とは?】預金・貯金との違いと貯蓄を理解するメリットを紹介

お金を貯める事を表す言葉は3つあります。

「貯金」、「預金」、そして「貯蓄」です。

聞いたことある!

という人でもそれぞれの言葉の違いを説明できる方は少ないのではないでしょうか?

今回の記事では、それぞれの言葉の意味と

貯蓄を理解する事で得られるメリットを紹介したいと思います。

【貯蓄とは?】預金・貯金との違いと貯蓄を理解するメリットを紹介

預金とは?

金融機関にお金を預けることを言います。

金融機関

銀行(ネットバンキング)、信用金庫、信用組合、

労働金庫、信託銀行、信金中央金庫、全国信用協同組合連合会、

商工組合中央金庫など

上記のような金融機関で行っている

「普通預金」や「定期預金」、「積立預金」

をまとめて「預金」と表します。

貯金とは?

貯金とは、お金を貯める事を意味します。

個人で貯金箱やタンスにお金を貯める事は「貯金」になります。

また、預金と混同してしまいそうになりますが、

ゆうちょ銀行(銀行)、農協(農業協同組合)、

漁協(漁業協同組合)に預けるお金は貯金となります。

さらに、企業の福利厚生である財形貯蓄も「貯金」に分類されます。

貯金と預金の違い

大きな違いはお金を預ける機関の違いです。

まとめると下記のようになります。

預金銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫など
貯金ゆうちょ銀行、農業協同組合、漁業協同組合)など

ゆうちょ銀行はなぜ銀行なのに?

と思われる方もいるかも知れませんが、

これは民営化前の郵便貯金の呼称が続いているからです。

預金と貯金では保護する制度の名称も違う

「預金」と呼ぶ銀行や信用金庫などが倒産した場合は、預金保険制度が適用されます。

「貯金」と呼ぶ金融機関では、貯金保険制度となります。

正し、保護する内容は1人あたり1つの金融機関に付き元本1000万円までで同じです。

貯蓄とは?

それでは本題の貯蓄とはなんでしょうか?

金融資産の総称のことを指します。

これは、預金や貯金だけでなく、

金銭意外の形を持った全ての財貨が含まれます。

預金・普通預金
・定期預金
・外貨預金
・積立預金…等
貯金・タンス貯金
・へそくり…等
投資・投資信託
・国債
・REIT(不動産投資信託)
・株式投資
・仮想通貨
・ETF(上場投資信託)
・社債
・金、銀、プラチナ…等
保険・生命保険
・年金保険…等

貯金や預金よりもかなり広いくくりになります。

資産形成や資産運用と強く結びつくのは貯蓄になります。

預金や貯金でなく貯蓄を理解するメリット

貯金や預金という概念だけで考えていくと、

現金を貯める事は出来てもなかなか増やすことは出来ません。

また、資産全体の管理が難しくなります。

資産を貯蓄という広義で捉える事により、

自分の資産が一体どのような状況にあるのか理解しやすくなります。

お金をしっかりと蓄え増やしていきたいのであれば、

貯蓄という考え方がとても重要なのです。

まとめ:現金だけでなく、資産全体を考えよう

今の時代はインフレのリスクも有るため、

現金だけで資産を築いていくことにリスクが伴います。

簡単にいうと、今預金口座にある100万円は

10年後には50万円の価値になるかもしれないと言うことです。

投資信託や不動産、国債等、投資を理解し分散投資していくことで、

そういったリスクにも備えられます。

もちろん現金で保管するメリットもあるので、

どれか1つに依存するのではなく、組み合わせていくこと大切ですね。

こちらの記事では、貯金、保険、投資のメリット・デメリットを書いていますので、

合わせてお読み下さい。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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