こんにちは、カネオです。
今回は外貨建て保険について記事にします。
外貨建保険とは、払い込んだ保険料が外貨で運用される保険商品です。
原則として、保険料は米ドルや豪ドル、ユーロなどの外貨で払い込み、
保険金、解約返戻金などを原則として外貨で受け取ることができます。
外貨建て保険の種類やメリット・デメリットを詳しく解説していきますね。
●【外貨建て保険】ほかの保険と何が違うの?疑問に徹底回答
●外貨建て保険について
一般的な保険は日本円で支払い、
保険金や解約返戻金も日本円で受け取ります。
それに比べ、外貨建て保険は
払い込んだ保険料を米ドルや豪ドルといったような
外貨運用し、保険金や解約払戻金は外貨(または円)で受け取ることができます。
資産の一部に外貨を持っていれば、
円安で円の価値が下がったとしても、
相対的に外貨資産の価値が上がり、
資産全体のバランスを保つことが期待できます。
●外貨建て保険の種類
外貨建て保険にはいくつかの種類があります。
その中で代表的な3つを紹介します。
終身保険
終身保険は保障が一生涯続く保険です。
万が一の場合に死亡保険金を受け取ることができます。
外貨建ての終身保険は、保険金や解約返戻金を受け取るときに為替レートが影響し、
日本円で受け取れる金額が増減します。
養老保険
養老保険とは、
生命保険のうち一定の保障期間を定めたもので、
満期時に死亡保険金と同額の満期保険金が支払われるものです。
終身保険と同様、
外貨建ての終身保険は、保険金や解約返戻金を受け取るときに為替レートが影響し、
日本円で受け取れる金額が増減します。
個人年金保険
個人年金保険とは、
60歳や65歳といった一定の年齢まで
保険料という形でお金を積み立て、
その後は積立金をもとに年金をもらうというしくみの保険です。
年金を受け取るタイミングの為替レートによって、受け取る金額が増減します。
●外貨建て保険のメリット
保険料が割安
日本で一般的に販売されている保険と比べると保険料が割安となります。
なぜかと言うと日本と海外の金利差が影響しています。
日本は2016年2月よりマイナス金利政策が実施され、
超低金利時代が続いており、
保険での資産運用が難しい状況です。
それと比べ海外では日本よりも金利が高い場合があり、
保険の運用がしやすく、その分、安い保険料が実現します。
資産の分散ができる
外貨建て保険を契約することで、資産を円だけでなく、外貨に分散させることができます。
資産を円だけでなく、外貨でも保有していると
有事の際にリスクを分散する事ができます。
そのような万が一に備え、円だけでなく、
他の通貨で資産を持つことは、資産の保全に有効です。
円安になれば受取額が増える
契約した時よりも、
満期時、解約時に円安となっていれば、
受取額は増加します。
このように、為替相場の変動により投資金額を増やせることは
外貨建て保険の特徴と言えるでしょう。
生命保険料控除の対象になる
外貨建て保険の場合も、円建て保険と同様に
年末調整や確定申告をすることで生命保険料控除の対象になります。
●外貨建て保険のデメリット
受取額が減る可能性がある
満期時や解約時に円高になっていた際は、
受取額が少なくなり、元本割れする可能性があります。
通常の保険と比べハイリスク・ハイリターンの商品となります。
手数料が掛かる
保険料の支払いや保険金の受け取りの際に
外貨から円に両替する際に手数料が発生します。
また、保険の運用に関する諸経費がかかりやすいこともあり、
途中で解約するほど、
解約返戻金が支払保険料を下回る可能性が高いということもあります。
●外貨建て保険をおすすめする人
- 資産運用の投資先として活用したい人
- 保障を少しでも多くしたい人
- 資産を円以外の通貨に分散投資したい人
●外貨建て保険が向いていない人
- 元本割れのリスクを避けたい人
- 為替リスクを理解できていない人
●外貨建て保険加入の際に気をつけるポイント
為替の知識を身に着け動向に気をつける
為替変動が一番のリスクになります。
加入前にしっかりと勉強し、
今後どうなるのかを考えながら加入しましょう。
タイミングに気をつける
為替相場の話になってしまいますが、
なるべく円高の際に加入し、
円安の際に解約するのが恩恵を一番受けられます。
それぞれのタイミングに気をつけましょう
手数料をわすれない
両替する際など通常の保険とは違う手数料がかかります。
しっかりと手数料を考慮し加入しましょう。
●保険のことはプロに相談しよう
保険商品は様々な種類があり、
すべて覚えるのは大変です。
そんな時は、保険のプロであるFPに相談しましょう。
●まとめ:リスクも大きいが投資としても使える保険
今回は「外貨建て保険」について記事にしました。
- 資産運用として使える
- 円建ての保険と組み合わせることでリスクを分散できる
- 手数料などのデメリットを把握しよう
最後までお読み頂きありがとうございました。
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