株と聞くと、「怖い」、「ギャンブル」やその逆の「なんとなく儲かる」などのイメージを漠然と持たれていると思います。そもそも株取引を始めとした「投資」は長期的な相場の変動や利回りを考えて、株券や債券を買うことを言います。世間のイメージは「投機」という言葉を指しているケースが多いです。詳しくは↓
・株取引の基礎知識
・儲かる株の見つけ方
・バリュー株投資という考え方
●【要約】本当に儲かる株・成長する株を自分で見つけられるようになる本 | 20代にオススメお金の勉強ができる本
株取引とは企業が資本を集めるために発行する「株券」を投資家の人達が買い、企業価値が上がり、値段が上がった時に売る事で売買益を得る投資方法です。
例えば、
・ラボくんはA社の株を1株1000円で買いました。
・決算の成績が良くA社の株は1200円になりました。
・ラボくんは1200円の時に売ったので200円の利益がでました。
このような形の取引の事を株取引と言います。企業と個人が直接売買する方法よりも、証券取引所に上場している株式を証券会社を通し売買する方法が一般的です。株取引を始めるには一般的には証券会社に口座を開く必要があります。(後ほど記事にします。)
※現物取引、信用取引については後ほど詳しく記事にします。
自分が持っている資産の内、なくなっても良い金額で現物取引する分には株取引はそこまで怖い投資方法ではありません。ただ、現物取引と言っても上場したばかりの企業株を買うIPO投資等はリスクが大きい取引も存在します。
●要約
それでは本題、本当に儲かる株・成長する株を自分で見つけられるようになる本を解説していきます。
この本は下記のような構成になります。
第一章:投資に関する考え方
第二章:儲かる株の見つけ方(理論編)
第三章:儲かる株の見つけ方(実践編)
第四章:なぜ失敗したのでしょうか?〜感情が投資のジャマをする〜
第五章:より運用成績を伸ばすための工夫
第六章:脱・初心者 Q&A
投資に関する考え方
株で安定して継続的に利益を出すためには、安定して業績を伸ばしている会社を見つけなければいけません。探す作業。ココがバリュー株投資では大切な作業になります。割安株を見つける事で、粘り強く投資を続ければ資産を10倍にする事も可能です。
この本で書いてある事はシンプルで、割安株を見つけ、長期で保有し続ける事だけです。ただ実際には上手く行かないケースが多いです。それは心理的なワナがあるからです。
とか
のような心理が働いてしまいます。まずは、誰しもがこのような心理になってしまう事を理解する事が大切です。
投資における心理はこの記事も一緒にご覧ください。
儲かる株の見つけ方
では実際にどのように儲かる株を見つけていくのでしょうか?
それは、決算書(会社の業績がまとまっている書類)を基に見つけていきます。決算書は通常、会社HPの投資家の皆様へのIR情報に各企業最新の物が載っています。
この本では6つの項目を重要視しています。
自己資本比率
自己資本比率とは総資本に対する自己資本の比率です。会社の安定性を見る為に使う指標です。ココが40%以上。これが1つの目安です。
売上高
利益の基となる重要な要素です。毎年10%以上売上が成長している企業は良い会社とされます。
売上高営業利益率
売上高に対し営業利益(売上から原価と販管費を引いた金額)が出ているか確認する指標。10%以上を一つの目安にします。
純利益
企業が様々な経費を除いて出す最終的な利益です。ココが毎年10%以上成長しているか確認します。
PER(株価収益性)
株価÷1株当たりの純利益で算出。利益からみた株価の割安度が図れます。PERが10倍以下が割安かどうかの一つの目安です。
ROE(自己資本利益率)
純利益÷自己資本×100。資本を効率的に利益に変えてるかを図る指標です。ココの数値ができるだけ高い企業を選びましょう。
スクリーニング機能を使って探す
四季報という上場会社の決算書を完結にまとめた本もあります。まずは、この四季報を買ってみて予習をしてみるのも良いかもしれません。
●最後に
株取引は本来とても奥深く楽しいものです。ただ初心者の内からいきなり大きな利益に目を向け、失敗するケースも多いです。この本には紹介した内容を更に詳しく書かれています。この本や株に書かれたサイトを見て勉強し、是非株取引を楽しんください。(口座の解説の仕方は後程記事にします。)最後までお読みいただきありがとうございました。
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